リーズナブルな価格で人気のラーメンチェーン店スガキヤは名古屋発祥のチェーン店ですが、スガキヤの店舗はどのあたりの地域に多いのでしょうか?
2022年1月現在の都道府県別の店舗数をご紹介するとともに、
2020年には全店舗の1割に当たる約30店近くの大幅な閉店をしたスガキヤの昨今の閉店情報も合わせてご紹介したいと思います。
もくじ
スガキヤはどの都道府県に多い?
スガキヤの多い地域
スガキヤは名古屋の栄で発祥したラーメンチェーン店です。
330円とリーズナブルな価格の和風とんこつ味のラーメンに、はじめは甘味処の店として発祥したため甘味メニューも豊富で、ソフトクリームも名物の一つとなっています。
特に東海地方では店舗数も多く誰もが知る有名店として認知されており、スガキヤのラーメンは地域のソウルフードとして愛されています。
スガキヤの都道府県別店舗数
スガキヤは2022年1月27日現在、上記画像のように、関西~東海地方までの8つの府県にわたって286店舗展開されています。
2020年には11の府県で展開されていたものの、福井県と石川県、奈良県の店舗は2020年に全て閉店となりました。
2022年1月27日現在のスガキヤの都道府県別の店舗数について見ていくと、
【東海地区】
愛知:182店舗(名古屋地区67店舗、尾張地区68店舗、三河地区47店舗)
岐阜:43店舗
三重:30店舗
静岡:9店舗
【関西地区】
大阪:8店舗
京都:1店舗
兵庫:2店舗
滋賀:11店舗
※上記はやや高価格帯の「寿がきや」を含めた数になります。
※スガキヤホームページの店舗情報より集計。
東海地域はやはり多いですが、中でも愛知県の店舗の多さには驚きます。
関西地区の中では滋賀県が一番多いところを見ても、愛知県に近い府県に店舗が多い印象がありますね。
閉店の情報
2020年の閉店情報
2020年8月28日、ラーメン店「スガキヤ」を展開するスガキコシステムズは、全店舗の1割に当たる約30店を2021年3月までに閉店すると発表しました。
理由としては、新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げが減ったことにより、不採算店舗を中心に閉店に踏み切ったとのことで、今後は「構造改革を急務とし、残る既存店の収益力の強化に努める」としています。
実際に2020年~2021年3月までに閉店したスガキヤの店舗は下記のとおりになります。
2020年
8/31 兵庫「イズミヤ昆陽ノ里店」
9/13 奈良「ビッグエクストラ天理店」
9/30 福井3店舗全て閉店
9/30 石川6店舗全て閉店
10/31 奈良「りーべる王寺店」
10/31 奈良「奈良大安寺イオン店」
10/31 奈良「大和郡山アピタ店」
10/31 兵庫「イオン明石ショッピングセンター店」
10/31 兵庫「姫路イオンモール店」
10/31 大阪「イオンモール日根野店」
10/31 大阪「西友千代田店」
10/31 京都「アルプラザ京田辺店」
11/30 岐阜「垂井バロー店」
11/30 岐阜「ドン・キホーテ岐阜瑞穂店」
11/30 静岡「MEGAドン・キホーテUNY掛川店」
11/30 静岡「大仁アピタ店」
11/30 静岡「島田アピタ店」
11/30 三重「東員ピアゴ店」
11/30 三重「菰野ピアゴ店」
12/31 滋賀「堅田イズミヤ店」
※スガキヤホームページの「新着情報」参照
30店舗まではいかなかったものの実際に27店舗が閉店となり、2020年は大幅に店舗数が減少したことがわかりますね。
それ以降は2021年11/30に愛知県の「木曽川アピタ店」が閉店したのみで、
2021年からは新店舗のオープンも少しずつ増えていることから、コロナの影響もようやく落ち着いてきた様子がうかがえます。
また、愛知県に関しては2020年8月末よりも2022年1月現在の方が店舗数が5店舗増えており、
他県はいずれの県も店舗数が減少しているものの、愛知県ではコロナ渦においても店舗が増えるほど、スガキヤは根強い人気があることもわかりました。
2019年の閉店情報
2019年にもスガキヤは食材費や人件費、光熱費の上昇を理由に、5月~9月の5ヶ月間で全店舗の約1割にあたる36店舗を閉店していました。
今回の2020年の大幅な閉店と合わせると、2年間で店舗を2割減らしているということになります。
この時閉店したのは、愛知15店、岐阜5店、静岡3店、三重2店、大阪3店、兵庫2店、京都1店、奈良2店、滋賀1店、福井1店、石川1店で、2019年9月末時点の店舗数は327店舗となりました。
まとめ
格安のラーメンとソフトクリームで特に東海地区で愛されているスガキヤは、関西~東海地方の間でのみ展開されていました。
愛知県発祥ということで、やはり愛知県の店舗数はダントツで、愛知県の店舗数のみで全店舗の半分以上を占め、名古屋地区のみでも他の県よりも多い店舗数になりました。
他県についても、愛知県に近いほど店舗が多くなる傾向があることもわかりました。
2020年には福井・石川・奈良県から完全に撤退し、愛知以外の全ての県についても店舗数が減り、閉店を残念に思われた方も多いのではないでしょうか。
2021年からはようやくコロナの影響もようやく落ち着いてきたのか、閉店店舗はほとんどなくなり、新店舗も徐々に増え始めました。
コロナ渦で外食産業は厳しい状況にありますが、今後も地元で愛されるスガキヤを長く続けていってもらいたいですね。