俳優、窪塚洋介の息子である、窪塚愛流(あいる)が初のドラマ出演し話題になっていますが、実は彼は過去に映画に出演し、すでに役者デビューしていたのをご存知でしょうか。
窪塚愛流が過去に出演した作品やどんな役で出演していたのか等、彼の過去の映画出演情報や、
所属事務所、CMやドラマなどの最近の活動についてもまとめました。
もくじ
窪塚愛流の映画出演作、演じた役は?
俳優である窪塚洋介(41)の息子、窪塚愛流(17)は2018年公開の映画、『泣き虫しょったんの奇跡』で父親と同じ俳優としてデビューを果たしていました。
どんな映画で、どのような役で出ていたのか見ていきたいと思います。
『泣き虫しょったんの奇跡』で役者デビュー
『泣き虫しょったんの奇跡』は奨励会退会からプロ編入という偉業を成し遂げた異色の棋士、瀬川晶司五段の自伝的小説を映画化したもので、2018年9月7日に公開されました。
監督は映画『王手』(阪本順治監督)の脚本で映画界デビューした豊田利晃氏(画像一番右端)。
主人公である瀬川昌司(愛称「しょったん」)を演じたのは俳優の松田龍平(画像左から4人目)でした。
そして松田龍平が演じる主人公の中学生時代を、当時14歳だった窪塚愛流(画像右から2人目)が演じていました!
松田龍平さんと少し似た雰囲気も感じられる窪塚愛流。主役「しょったん」の中学生時代を演じるのにはぴったりの人選なのではないでしょうか。
本人や周囲のコメント
窪塚愛流の役者デビューは注目されていたようで、公開初日の舞台あいさつには豪華キャストに囲まれる中で窪塚愛流も登壇し、人生初の舞台挨拶でお客さんに向けて自己紹介をしたとのこと。
そこでは下記のように語っていました。
松田龍平演じる主人公の中学時代を演じた愛流は、オーディションを勝ち取っての俳優デビューとなったが「生まれて初めて映画の撮影をしたので、うまく演技ができるかっていうのが不安だった。自分なりに精いっぱいやりました」と言葉に力を込めた。
実際の撮影について「泣くシーンとかが難しかったです」と振り返りながらも「(作品を見て)『自分ってスゴいんだな』と思いました」と自画自賛。
一方、豊田監督は「初めてでしたけど、ちゃんと堂々としていて、どんどん映画に慣れていったのですが、途中で天気の都合で撮影が飛んで1ヶ月くらい会わなかったら、身長が伸びていて…。これつながるのかっていうのが心配でした」と笑わせていた。
出典:オリコンニュース
下記のように、俳優からの評判も上々のようでした。
豊田監督は「(映画を観た)斉藤工くんが、『御法度』*で松田龍平が出てきたときみたいだと言ってた」と絶賛。
隣にいた松田も、「俺よりしっかりしてますね。15歳のときって、人の目とか全然見れなかったと思う」と語り、新たな才能の登場を歓迎した。
出典:Lmaga.jp
*『御法度』は1999年公開の松田龍平が初主演した映画
父親である窪塚洋介もインスタグラムで下記のように、この映画で役者デビューした息子を紹介したコメントを残しています。
父の洋介は7月1日に自身のインスタグラムで、同作のチラシの写真とともに「Airu will debut with this Toyoda’s film.(愛流が豊田氏のこの映画でデビューします)」と紹介していた。
出典:オリコンニュース
窪塚愛流の映画出演のきっかけ
窪塚愛流の役者デビューのきっかけとなったのは、監督の豊田氏(上記画像右)でした。
父親の窪塚洋介とは知り合いだったそうで、下記のようなエピソードがあったそうです。
役者デビューのきっかけとなったのは、本作でメガホンをとった豊田監督。
「彼が小学校のとき、お父さん(窪塚洋介)と一緒に旅行をして。そのときから、すごくカンのいい子だなと。
で、お父さんに連絡して、『役者やりたいとか言ってる?』と聞くと、『やりたいって言ってる』と。『じゃあ、オーディションおいでよ』って」と、その舞台裏を語った。
出典:Lmaga.jp
そうして参加したオーディションで役を勝ち取り、俳優デビューに至りました。
窪塚愛流、声優としても映画出演予定だったが降板
『海獣の子供』に出演し声優デビュー予定だった
『海獣の子供(かいじゅうのこども)』は、2019年6月7日に公開された、五十嵐大介氏原作の漫画を映画化した劇場版アニメ作品。
音楽は映画音楽界の巨匠、久石譲が担当。主題歌の「海の幽霊」は米津玄師の初の映画主題歌書きおろしとなり、話題になりました。
主人公「琉花」を演じるのは、女優の芦田愛菜。そして物語のカギを握る二人の兄弟のうち、兄の「空」の声優に窪塚愛流がキャスティングされました。
窪塚愛流は下記のようなコメントを残しています。
僕と歳が近い魅力的な「空」の役になりきり初めての声優に挑戦したい!ということと、父が「海獣の子供」の漫画がとても好きだということで、コレはやるしかない!と思い挑戦しました。
出演が決まり、とても嬉しく、ワクワクしています。自分はまだこの仕事を始めたばかりで、声優は初めてということもあり上手くできるか不安もありますが、今まで練習してきた事を全て活かし、監督さんや、原作者の五十嵐大介さんが思う「空」になりきりたいと思っています。
出典:モデルプレス
声がわりが原因で、映画の出演を辞退
窪塚愛流自身も楽しみにしていた声優への挑戦でしたが、
2019年4月16日、窪塚愛流は変声期を理由に出演を辞退し、代わりに俳優の浦上晟周(せいしゅう)が「空」の声優を務めることになりました。
下記のようなコメントを残しています。
窪塚さんは「変声期のために安定した声を出すことが困難だったため、スタッフの皆さまにご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。大変残念ですが出演を辞退させていただくことを決めました」と経緯を説明し、「この悔しさをバネにしながら、作品の完成を楽しみにしています」とコメントを寄せている。
出典:MANTANWEB
彼自身も楽しみに思っていた声優への挑戦だっただけに残念でしたが、今後の声優デビューに期待したいと思います。
窪塚愛流の所属する事務所は?
父親である窪塚洋介が個人事務所「株式会社アスマキナ」を2017年3月1日に設立しており、窪塚愛流も父親の事務所「アスマキナ」に所属予定なのではないかという説がこれまでありましたが、
2021年1月1日、窪塚愛流が芸能事務所のテンカラット(TEN CARAT)に所属したことが、父親の窪塚洋介のインスタグラムでの下記の投稿により明らかになりました。
窪塚愛流
TEN CARATさんへ移籍しました^ ^
大きな未来へ🕊宜しくお願い致します。
PINGPONGで新くんと共演してた頃、まさか自分の息子が新くんと同じ事務所になるなんて想像もしなかった。現実は小説よりも奇ナリ。喜ナリ。氣ナリ。どんな時代も我々次第でこの世界は面白い。
出典:インスタグラム
テンカラットに現在所属している芸能人を見ていくと、田中麗奈、井浦新、香里奈、吉沢悠、高良健吾、石田ひかり、中条あやみ、大沢あかね、石川恋、アンミカなど、
有名な俳優・女優、タレント、モデル等が多数所属している大手芸能事務所であることがわかります。
CM、ドラマなどその他の出演情報
窪塚愛流の最近の活動としては、2020年9月からテレビ放送された「THE SUIT COMPANY(ザ・スーツカンパニー)」のCMに出演し、
高校生ながら堂々とした演技を見せ話題になりました。
また、広瀬すずと櫻井翔のダブル主演で話題となっているドラマ『ネメシス』の2021年4月18日に放送された第2話「HIPHOPは涙のアトに」に登場し、
行方不明になった依頼者の兄というキーパーソンを演じましたが、これが窪塚愛流にとって初のドラマデビューとなりました。
まとめ
窪塚愛流は、実は過去には映画で役者デビューを果たしていたことを考えると、最近のCMやドラマでの演技力の高さについても頷けますね。
『泣き虫しょったんの奇跡』では主演の松田龍平の中学生時代を演じ、監督や主演の松田龍平も驚く落ち着いた演技を見せていたそうです。
『海獣の子供』で声優デビューの予定もあったことから、今後声優のオファーを受けることもあるかもしれませんね。
2021年になると大手芸能事務所テンカラットに移籍したとのニュースもあり、『ネメシス』にて初のドラマデビューも果たしたことから、
今年2021年は、彼にとって芸能活動にますます力を入れていく年になるのではないかと推測されます。
まだまだ若い彼の、今後の幅広い活躍に期待したいと思います!