テープ起こしの仕事内容については前回ご紹介しましたが、テープ起こしの在宅ワークをするために必要な手段や選択はどのようなものになるのでしょうか。
ここではテープ起こしの仕事の探し方やその選考内容、そしてテープ起こしの仕事の待遇について、ご紹介したいと思います。
もくじ
テープ起こしの在宅ワーク
テープ起こしの仕事の探し方
テープ起こしを専門とする会社と業務委託契約を結ぶ
テープ起こし、文字起こしを専門に請け負う会社があります。
そのような会社は、音声の書き起こしを希望する企業などから依頼を受けて、音声を書き起こし、納品するという流れの中で、音声の書き起こし作業を在宅ワーカーに依頼しているのです。
有名な会社ではコエラボの他、東京反訳、大和速記情報センターなどの会社があります。
求人については、随時企業ホームページ上で募集情報があります。
大量募集の場合はバイトルなどのアルバイト情報サイトから募集することもあります。
※コエラボ、大和速記情報センターについては、2021年2月の時点では企業ホームページ上から求人募集があるようです↓
テープ起こしの経験がなくても応募できる場合がありますが、求人情報の歓迎するスキルにテープ起こしの経験や文字起こし技能テストのスコアの記載があることも多いので、それらを持っている方が有利にはなるでしょう。
テープ起こしを専門とする上記のような会社と長期の業務委託契約を結んでおけば、定期的にテープ起こしの仕事を受け取ることができるので、
テープ起こしの仕事一本でやっていきたい方はこの方法が一番良いのではないかと思います。
ただし、仕事を毎日欠かさずもらえるとは限りません。依頼する仕事がない場合はお仕事の紹介がない期間もあるということを把握しておきましょう。
クラウドソーシングサイトから探す
クラウドソーシングサイト上にも、テープ起こしの仕事があります。
こちらの求人は短期の仕事で、一回納品すれば終了というかたちのものが多いです。
テープ起こしの仕事を一度試してみたいという方は、クラウドソーシングサイトから応募してみても良いかもしれません。
ただし、テープ起こしの経験が必須である求人も多いので、応募条件は必ず確認する必要があります。
選考内容
書類選考の他、文字起こしのテストがあることが多いです。面接については実施しない会社もあります。
業務前にテープ起こしを実際にすることで、自分に合っているかどうか適正を知ることができますので、迷っている場合はとりあえず選考に参加してみることをオススメします。
テストは一回だけでなく、一次試験、二次試験と二回ほど実施されることが多いです。一回目は簡単なもの、二回目は少し難しい内容になります。
テストについてはなかなかシビアで、特に最終のテストではなかなかの高確率で落とされます。
一社で落とされても他の会社では受かることもあるので、諦めずにいろいろな会社を受けてみることをオススメします。
単価・報酬
単価は音声1時間あたり4000円~6000円が相場です。
難易度で単価が変わり、雑音の多い音声や複数人が話すものなど、書き起こしの難しい音声については単価も高めになります。
仮に1時間で終わらせると時給4000円以上となりますが、下記の記事でご紹介したように、テープ起こしは時間と労力がかかる点には注意しなければなりません。
私は初めてテープ起こしをした時に1時間の音声を20時間かかるペースで書き起こす結果となってしまいました。
それで時給換算すると、5000円の単価の場合、時給たったの250円となってしまいます…。
初心者の方は、何度も聞きなおしたりしているとなかなか多く稼ぐことは難しいのではないでしょうか。
ただ、時間はかかるものの単価は比較的高い仕事になりますので、自分の努力次第でたくさん稼ぐことは可能になる仕事だと思います。
初めのうちは多く稼げなくても、長く続けてゆくことで、速く、正確にできるスキルを身につけることができれば、時給1000円超えの可能性も秘めています!
勤務日時
業務委託の場合、勤務の日時については自由であることが多いです。
締め切り日が指定されており、それまでに納品すれば、いつ作業するかは個人の自由に委ねられます。
そのため、自分でしっかり計画を立てて、納期に間に合うように作業をする計画力が必要になります。
資格など
資格は特に必要ありませんが、文字起こし技能テストというテープ起こしの検定試験があります。
※テストの開催状況、申し込みについては下記リンクへ↓
こちらで高スコアを取っていると、テープ起こしの仕事に応募する際にアピールすることもできて有利です。
まとめ
テープ起こしは難しく時間のかかる仕事ですが、単価が高く、自分の頑張り次第で高時給になる可能性があります。
また、テープ起こし専門の会社と契約することで、仕事が定期的にもらえ、長期でお仕事に携わることが可能な点も魅力の一つです。
資格がなくても応募できますが、経験が必要な場合もありますので、適性を試すためにも、短期などのお仕事があれば一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
テープ起こしという仕事は在宅ワーク以外ではあまり無いので、あまり馴染みのない方もいらっしゃると思います。
「okoso」というテープ起こし専門のサイトには、テープ起こしについての情報がたくさんありますので、一度ご覧いただくことをオススメします↓
テープ起こしの仕事内容や特徴については下記の記事をご覧ください。